現在の仕事について
「1年後には店長になりたい」と宣言して、
いつなってもいいように準備していました。
副店長昇格のタイミングで、路面店である東陽町店からショッピングモール内の南砂店へ異動になり、現在はそこで店長を務めております。(※取材当時、イオン南砂店 店長。2024年4月より、横浜川崎エリア長として活躍中。)店長になるという話を聞いたときは、不安よりも「やってやろう」という気持ちのほうが強かったです。入社1年目の終わりに副店長になった際、当時の店長に「1年後には店長になりたいです」と宣言していて、いつ店長になっても大丈夫なように準備もしていました。
以前はお客様への接客のイメージ止まりでしたが、管理職となったいまは、イベントの際の人選や、どのスタッフにどの仕事をしてもらうかとお客様に喜ばれるための施策も今までよりたくさん考えるようになりました。スタッフの人選には気を使う部分もありますが、いちばんはお客様に喜んでいただくことという強い気持ちで、それに対して強いスキルを持ったスタッフという選び方をし、その話をきちんとスタッフとも共有するようにしています。自分だけでなくスタッフと一緒にやっていくという点は、入社1年目から変わらずに意識しているところです。
店長になるために努力したこと
副店長会議で感じた課題に、
スピード感を持って向き合いました。
副店長時代に、ひと月に1回、同じエリアの副店長14~15人が集まって会議をする場がありました。いまの自分の立ち位置やレベル感を知ることができ、ほかの副店長たちができていて自分ができていないことも明確になったので、自身の課題にはスピード感を持って向き合うようにしました。ゆえに、副店長会議を経て半年ほどたったころには、いつ店長になっても大丈夫だという確信を持てるようになりました。
自分より先輩のスタッフも多いなかで、正直、副店長時代の1年は意見がぶつかることもありました。業務終了後に1時間ほど話し込むこともありましたし、忙しい時間帯でもひと言、ふた言でも会話を交わすことで、意識の共有を積極的に図りました。それが功を奏して、意思疎通はどんどんよくなってきていると感じています。店長になったいまも、責任者だからといってあぐらをかかずに、コミュニケーションを円滑にする努力をしていきたいです。
会社の人事ポリシーに「JOY」という言葉があるのですが、仕事の楽しさを実績に見出す人もいれば、お店の装飾や裏方の業務に見出す人もおり、どこに楽しさを感じるかは人それぞれです。でもみんな、仕事が楽しいからこそ続けているのだと思うので、仕事がうまくいっていないスタッフがいたときは、どうしたいのかを徹底的に聞き出し、楽しく仕事ができるように力になっていきたいですね。
失敗と、そこからの挑戦
インショップならではの声がけや、積極的なご提案を続けています。
自身の仕事に対する考え方に対しては評価をいただけていましたが、実際にはお店の業績自体は落ちてしまっていたので、その部分はまだまだできていないと感じていました。副店長会議を経て、どれだけ一生懸命に考えたプロセスを言っても業績が伴っていなければ説得力がないと感じ、業績を上げるという部分でも努力を重ねました。
たとえば横浜そごう店はインショップなので、他のお買い物のついでに通りかかったお客様へ積極的に声をかけてみるようにしたところ、会話からご相談へ発展し、自然と予約の増加につながりました。自らが率先してお客様に声をかけることで、スタッフも考えて行動をとるようになりました。お客様が喜んでいただけるように工夫をすること、それが業績アップにつながっていくプロセスとなったのではないかと実感しております。
実際に、コロナ禍で来客自体は減っていますが、来てくださったお客様には、動画見放題のサービスなど、ステイホームを楽しむためのご紹介をさせていただくこともあります。自分たちの仕事は、お客様の生活がより便利になるご案内をしないことは罪だと思っているので、お客様の生活にプラスになると思われるサービスのご紹介は、これからも積極的にしていきたいです。
当社のいいところ
挑戦の後押しをしてくれるところと、何かあっても見守ってもらえているという安心感
挑戦への後押しをしてくれるところは、とてもありがいです。上司や同僚にも恵まれていると、つねに感じています。
当社は育成のシステムがしっかりしているので、どこかで見守っていてもらえる、何かあっても相談する場があるといった安心感をつねに持ちながら仕事を進めることができます。今度は自分がそういう立場になれればと思いますし、自分みたいに向上心を持っている人に日の目を浴びてもらえる取り組みを支援していきたいとも感じています。
自分の意見を通すことは「出る杭」と見られるかもしれませんが、「出る杭」を伸ばす会社なので、自分で考えて決断するということは、仕事のうえでも大切な要素だと感じています。お店をこうしていきたいというビジョンは店長になってより鮮明になってきたので、仕事の大変さを凌駕するくらい、いまは楽しみのほうが勝っています。
仕事のやりがい
“人で買っていただく”ことが
自分たちの仕事のいちばんの価値
お客様ときちんと関係構築ができたときに、やりがいを感じます。たとえば「料金が高い」というご不満を感じている方にも、「これだけのサービスに伴う価格ですので」とご納得いただけるご説明をしていきたいと考えています。オンライン化が進んでいる世の中ではありますが、対面できちんと説明することでご納得いただける部分も多いので、商品の価値はもちろんですが、それよりも“人で買っていただく”ことが自分たちの仕事のいちばんの価値だと考えております。
それと、育てたスタッフが成長した瞬間もやりがいと感じます。仕事ぶりや、いままでできていなかったことができるようになったと感じる成長の瞬間に、喜びが増えました。自分だけの喜びではなく、スタッフと喜びを共有できることにもうれしさを感じています。自分の言葉で変わらないのだとしたら、自分の伝え方が良くないのかもしれない。双方からのアプローチを模索できるようになったことは、多くの失敗を重ねるなかで学んだことのひとつです。そのようにして、失敗から始まりお互いが成長していますね。
今後の目標
自分のお店から、次の責任者や会社の顔になるような人材を育てていきたい。
将来的には“会社”という大きい単位に自分が関わっていきたいという目標もありますが、まずは自分の店舗を、よりお客様に喜ばれるお店にしていきたいです。そのために、スタッフ一人ひとりの育成をして、自分の店から次の店長や副店長、エースコンサルタントという会社の顔になるような人材を育てていきたいことが、直近の目標です。
そのうえで、まずは自身の店舗をよくすること、さらにはそのうえのエリア長になり、複数の店舗を見ていければと思っています。自分はお客様の声を大事にしたい、お客様に喜んでいただきたい気持ちが強いので、そこを突き詰めていきたいと考えています。